廃車手続きって面倒だと思ってない?ひと目でわかる手続きの方法


もう長い間使っていない車があったり、いずれ手続きしようと思っていてもなかなか重い腰が上がらない…という方はいらっしゃいませんか?その期間の分の自動車税が発生してしまうのでもったいないですよ!ひと目でわかる手続き方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

廃車の手続きは、解体作業と抹消登録だけ!

廃車の手続きは、複雑そうに見えて実は2つの作業しかありません。業者に依頼して解体してもらう解体手続き、永久抹消登録(廃車の手続き)の2つだけです。この2つに関しても、準備(解体業者探しと、必要書類集め)と、実行(解体業者に搬入、運輸支局にて必要書類とナンバープレートの提出)の2種類の手順があるだけなのです。
ここでは、解体に関して、永久抹消登録に関しての手順を、順を追って説明していきます。ちなみに、永久抹消登録とは、二度と車を使わない・使えない状態にする手続きのことを指します(ご自宅の庭で展示したい、物置がわりにしたい場合もこちらです)。もし、再度使う予定があるのであれば「一時抹消登録」という手続きを行う必要があります。

解体作業に関しての手順

解体に関しては、一個人で行うのは不可能なので、業者に依頼する必要があります。この時、車を購入した時のカーディーラーや販売店には決して依頼しないようにしましょう。下請け業者に回すため、どうしても高い解体費用が発生します。
おすすめは、解体専門の業者です。大抵は独自の販売ルートを持っていて、エンジンやハンドル、マフラーやホイールなどまだ使える部品のリサイクル、車体自体のリサイクルを行うため、買取費用が上乗せされて、解体費用が安くなるからです。車体は、そのほとんどが鉄で構成されているため、時期によっては鉄は価格が上昇するので、リサイクルしてくれる業者を利用しない手はありません。
解体業者を探し、依頼して搬入します。この時、不動車でなければ自分で運転して乗り入れると、運搬費用が浮きます。ナンバープレート2枚を受け取り、解体報告記録がなされた日程と移動報告番号のメモをしておけば、完了です。

永久抹消登録の手順

解体が終了したら、永久抹消登録の手続きに入ります。まず、書類一式を準備します。車検証、車の所有者の印鑑証書、委任状を用意しましょう。解体業者から、解体報告記録がなされた日と移動報告番号の連絡が入るので、こちらもメモしておきます。
次に、先程の書類とメモを持って運輸支局に行きます。窓口で手数料納付書を受け取り、350円の印紙を購入して貼付けましょう。ナンバープレート2枚を返納窓口にて渡して、手数料納付書に返納確認印を押印してもらってください。これで必要な書類が全て揃ったので、窓口に提出します。
そのあと、運輸支局内にある自動車税事務所にて、自動車税・自動車取得税申請書を受け取り、必要事項を記入して提出すれば完了です。この作業により、自動車税の還付が行われます。