新しい車を買って今まで乗っていた車が必要ではなくなった場合、または生活スタイルが変わって車自体が必要なくなった場合、今まで乗っていた車は売却することになりますが、車の状態によっては買い取ってもらえないことがあります。

事故車の定義とは

車を乗っているとカーブを曲がり損ねてバンパーを傷つけたり、ドアをぶつけたりといったことはよくあることです。
こういった小さな衝突も事故といえば事故ですが、この程度の事故であれば事故車とは呼ばないですし、通常の自動車買取店にもっていっても査定には多少影響はしますが問題なく買い取ってもらえます。
事故車というのは車の骨格を損傷させた車の事を指します。フロント部分やピラー部分など、車の外観が著しく損傷しているという事は大きく衝撃を受けた証拠になるので、見た目だけではなく内部のエンジンなども相当なダメージを受けていることは容易に想像できます。
そのため、そのままでは走行できないと判断され、通常のお店では車売却が出来ないのです。

海外で需要がある車は高額買取

しかし、とても通常の自動車買取店では買い取ってくれないような車であっても廃車専門の買取業者であれば驚きの値段がついて買い取ってもらえることがあります。
事故車にも事故車独自の査定基準があり、その基準を満たしている車であれば高く買い取ってもらえることが多いです。
では、高く買い取ってもらえる事故車とはどのような車なのでしょうか。
まず、海外で需要が高い車であればたとえ乗れない車であっても高い査定額をつけてもらえます。
特に少し修理すれば走行できるような状態の事故車であれば海外ではとても重宝されているのです。
海外では車を働く乗り物と認識している国が多く、多少外観が悪くても頑丈な日本の車は走行さえできれば十分需要があります。

そのほかのポイント

海外で需要がある車というのは事故車独自の査定基準ですが、そのほかの査定基準はおおむね通常の車を売るときと同じで、通常の車が高く査定される基準は事故車であっても高く評価されます。
まず、最も価格に左右されるのがその車の年式です。
販売されて日が浅い車であれば、たとえ事故車であっても需要が高いので査定額は高くなります。それと同じような基準ですが、その時よく売れている、つまり人気である車種かどうかも重要な基準となります。
一方でブランドネームがある車、つまり生産台数は少ないけれども人気がある車種というのはたとえ少々年代が経過していても査定額は高くなります。
もう一つ、車を趣味で改造する人も中には居ますが、事故車の場合であっても改造車よりもノーマル仕様の車の方が高く買い取ってもらえます。
そして事故車を売る際は、事故車買い取りならではのポイントを買取業者がしっかり見てくれる事故車専門の買い取り査定を利用するのが良いですね。