これぞ粘り勝ち!事故車を高く売る方法


事故車をどう扱ったらよいか悩んでいる人も多いでしょう。これまでは事故車は全く査定で値がつかないと言われてきましたが、最近では事故車の買取業者の存在も目にします。ここでは事故車を高く売る方法について解説していきましょう。

事故車の基準について整理しよう!

そもそも「事故車」の定義について誤解している人が多いため、事故車の査定の話題も混乱してしまいがちなのです。事故車とは、「事故を起こした履歴がある車」を指しているわけではないことに注意が必要です。事故車とは「修復歴」のある車のことを指しています。フロントクロスメンバーやフレームなど、車の骨格にあたる部位(ボディ)9ヶ所について修正・交換した履歴がある車のことを指し、日本自動車査定協会などの統一基準として採用されているものです。
このことを知らないまま査定を依頼すると思わぬ損害を被ることになります。例えばドアをぶつけてしまい大きくへこんでいるような場合でもフレームにダメージが無ければ修復歴とはならないのです。査定を依頼すると業者によってはいろいろ減点をして安く買い叩こうとする場合もありますが、きちんとした知識を持っていれば車売却の際に堂々と交渉することができるのです。

事故車であると判定されたら

しかし、本当にフレームにまでダメージが及んでおり修復歴有りと判断されてしまった場合は、大幅な査定の減額は避けられません。ディーラーや中古車販売店に下取りを依頼した場合は、査定額がゼロ円というケースも珍しくありません。それどころか、廃車の手数料を請求される場合すらあります。これは、ディーラーや中古車販売店が事故車を取り扱えず廃車にするしか方法がないため仕方がないのです。下取り車は基本的にオークションに出したり直接販売することを前提にするため、事故車は単なる損失に過ぎません。査定額がゼロ円の場合は、廃車費用をディーラーなどがサービスとして負担しているのが実情なのです。
買取業者でも事故車のノウハウが無い場合は同様の対応になります。

事故車を高く売る方法!

しかしながら、事故車にも十分に価値は残っています。スクラップ寸前の車でも、発展途上国やロシアなどでは人気の中古車として活発な取引がなされています。これらの市場にネットワークを持っている買取業者は、事故車なども高値で買取ることができるのです。また、認可を受けた解体工場などの設備を持つ買取業者は、不動車でも買取ることができます。車から部品を取り外し、中古部品として流通させたり、リビルト品として付加価値を加えるというノウハウを持っているからです。さらに解体後は鉄やアルミなどに分別し、リサイクル原料として再生させる技術も持っているのです。

このように、事故車を高く売るには事故車の価値をきちんと見極められる業者選びが重要です。そのためには多くの業者に査定や見積もりを依頼することが重要になってきます。自分でも知識を整理しておくと交渉も有利になります。まずはネットの一括査定から始めるのがおすすめです。